講演

AES日本支部60周年記念イベントにおいて、第7ホールA会場にて行われる講演をご紹介します。
※講演内容が決定次第、順次アップデートいたします。

8月23日(金)

開会式 13:00–13:40

Special Event 13:50–15:20

タイトル
オーディオ技術変遷の半世紀-AESと共に
パネリスト
朝倉昭 品川無線(株) 代表取締役
穴澤健明 日本オーディオ協会理事 コンサルタント
郷勝哉 AES日本支部 顧問
田中邦麿 帝京平成大学名誉教授 工学博士
沢口真生 沢口音楽工房
司会
由雄淳一 パイオニア(株)
概要
AES日本支部は創立60周年を迎えました。米国AES本部から日本支部を立ち上げ、アナログからデジタルへと大きく変遷したオーディオ技術を発展させた諸先輩達に、その活躍と歴史そしてトピックス、等を語っていただきます。

AES Standards Committee 15:30–16:15

タイトル
AES規格と規格会議の歴史と現在
プレゼンター
由雄淳一  パイオニア(株)
AESフェロー、AES Standards Committee Vice-chair
概要
AES規格はデジタルオーディオインタフェースのAES3(1985年策定)が広く使われていますが、この規格策定には日本人も参加していました。AES規格は現在もAES Standards Committeeで策定され現在約90規格が発行されています。
現在この会議の副議長を務める由雄氏からAES規格の歴史、日本人の貢献、現在と今後の規格策定について解説して頂きます。

境界音場制御による聴空間共有システムの実現 16:15–16:45

タイトル
境界音場制御による聴空間共有システムの実現 —音響樽の進化プロセ スと今後の展開—
プレゼンター
伊勢史郎  東京電機大学 教授
概要
1993年に境界音場制御の原理を提案し、その原理を応用したBoSCシステムは第4世代の音響樽となります。講演ではこれまでの開発の道のりを振り返り、今後の展開についてお話いただきます。
音響樽は展示スペースにて、実際に体験していただけます。

8月24日(土)

音楽が人に与える影響 10:00–11:00

タイトル
闇の中でつかんだ真実の音
プレゼンター
古賀淳也  テレビ・ディレクター
概要
今年3月に放映したNHKスペシャル「魂の旋律 音を失った作曲家」より作曲家・佐村河内守さんと音楽が持つ力についてお話していただきます。
なぜクラシック音楽の作曲家の特集を企画しようと思ったのか。佐村河内さんが東日本大震災の被災者へ向けたピアノのレクイエムを作曲するに至った背景や、作曲上の苦悩、曲を聴いた被災者の反応。現在、“希望のシンフォニー”と呼ばれ、異例のセールスを続けている「交響曲第1番“HIROSHIMA”がどのようにして生まれ、何故人の心を打つのか。
番組で放映した映像を交えながら解説していただきます。

Special Event 11:10–12:00

タイトル
映画「羅生門」について
プレゼンター
紅谷愃一 (協)日本映画・テレビ録音協会 理事長
概要
AES日本支部が誕生した1952年は黒澤明監督の「羅生門」が米国アカデミー賞最優秀外国映画賞を受賞した年です。「羅生門」は1950年芥川龍之介の「藪の中」を原作に大映で製作されました。1951年のヴェネチア国際映画祭では金獅子賞を受賞獲得し世界で評価されたこの作品に、録音助手の見習いとして参加した紅谷さんに黒澤監督の映画に対する思いを語って頂きます。

JPPAパネルディスカッション 13:30–15:30

タイトル
テレビ音声の現在から未来
プレゼンター
一般社団法人 日本ポストプロダクション協会 (JPPA)
パネリスト
浅倉務 (株)東京テレビセンター
阿部雄太 (株)イマジカ
丸井庸男 (株)オムニバス・ジャパン
山本雅之 (株)エス・シー・アライアンス メディアエンターテイメント
松永英一 (株)フジテレビジョン
三村将之 読売テレビ(株)
司会
内村和嗣 NHK
概要
テレビ放送も60周年を迎えました。テレビ音声の現在から未来に向けて、「4K/8Kテレビ 放送に対応するオーディオ・ポストプロダクション」「番組ファイル納品 に向けての課題」「ラウドネス運用の現状」等をテーマに、業界トップ・エンジニアの皆さんにパネルディスカッションして頂きます。