AES基礎音響セミナー2016開催のご案内

2010年から開催して参りました「AES基礎音響セミナー」も今年で7回目となります。これまで毎年継続して開催できていますのも、ご参加頂いた多くの方々や講師の方々の賜だと感謝しております。さて、今年も「AES基礎音響セミナー2016」開催致します。セミナー内容に関しましては例年どおり、音響の基礎理論、心理音響、室内音響、電気音響、デジタル信号処理、技術英語など、初級講座から上級講座まで幅広い分野を網羅した講座を二会場、一部三会場で並列開催させて頂きます。セミナーを担当頂く講師の方々は、それぞれの分野を専門とし、第一線で活躍しているプロフェッショナルにより構成されています。そのため、単なる座講ではなく実践に結びつく生きた理論を学んで頂くことができます。本年も全ての講座が終了した後に懇親会を予定しております(要別途参加費)。学生の方々の集中講義として、また若手技術者の方々の研修セミナーとして「AES基礎音響セミナー」をご活用下さい。詳細はこちらをご覧下さい。

冨田 勲 様を偲んで

冨田勲様が5月5日に84歳で永眠されました、ここに謹んで哀悼の意を表すとともにご冥福をお祈りいたします。

もとより冨田様は作曲、音楽とオーディオの先駆者として長年活躍され、この業界だけではなく文化への多大なるご貢献をされてきました。誰もが親しみ存じているNHKの「きょうの料理」のテーマ曲から、Moogシンセサイザーの導入そして立体音響による作曲と演奏、その音づくりへのこだわりに私たちは長年聞き及んでおりましたが、先年テレビ番組でこれまでの活動と作品が紹介され片鱗に触れることができ、あらためてその情熱と偉大な功績に感銘を受けました。

また、2003年に開催いたしました東京コンベンションでは、特別講演をしていただき多くの参加者に講評を博すとともに、コンベンションを成功へと導いていただきました。

私どもは冨田様の活動をリアルタイムに経験できた幸運な世代です、今後もその活動を指標とさせていただき、音楽とオーディオの発展に貢献していきたいとの思いを新たにいたしております。

冨田勲様、長いことありがとうございました。

AES日本支部 支部長 由雄 淳一
2011年6月の日本支部例会でのご講演

2011年6月の日本支部例会でのご講演

6月15日に「お別れの会」が行われます。
冨田勲様 日本コロムビア ホームページ http://columbia.jp/tomita/

2016年6月例会お知らせ

例会担当よりAES日本支部「6月例会」のお知らせです。
今回は、ゲームオーディオ、特に世界のゲーム開発現場で採用されるオーディオミドルウェア「Wwise」(ワイズ)について解説させていただきます。
ゲーム開発費 数百億… そのような開発現場でゲームオーディオがどのように進化を遂げたのか。歴史と最先端技術を交えながら、無音のゲームに音を入れるところまで実践。ゲームオーディオワークフロー、インタラクティブミュージック、そして最先端のVRオーディオと「Ambisonics」とは?是非ご参加下さい。

【テーマ】
「ゲームオーディオの現状、そして未来」
〜「Immersive Audio」へのあくなきチャレンジ〜

【講演者】
Audiokinetic株式会社
田島 政朋氏
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2016年4月例会お知らせ

例会担当よりAES日本支部「4月例会」のお知らせです。
今回はタックシステム株式会社の山崎氏及び株式会社メディア・インテグレーションの前田氏を報告者としNAB SHOW報告会を実施させて頂きます。NABは世界最大規模の映像・音響機器の祭典としてラスベガスで開催、その年の放送系機器の行く末を占う上でも最も重要な展示会となっております。是非ご参加下さい。

【テーマ】
「NAB Report 2016」〜アメリカ・ラスベガス2016年NAB Show報告会〜

【講演者】
山崎 淳氏 (タックシステム株式会社)
前田 洋介氏(株式会社メディア・インテグレーション)
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2016年3月例会お知らせ

例会担当よりAES日本支部「3月例会」のお知らせです。今回はティアック株式会社より遠藤一彦氏、成田博宣氏のお二人をお迎えし、64chオーディオ・レコーダーTASCAM DA-6400の開発背景を〜

・多CH録音・再生を実現する為の記録メディア(SSD)の特徴や選定について断片化に
よるランダムアクセス速度の低下の実態。
・リアルタイム性の確保の為に行った様々な比較評価項目について。
・内蔵コントローラーのメーカー・種類によって異なる、断片化に対する強度の違いに
ついてベンチマーク結果を交えて解説。
・Erase Formatによるアクセス速度改善の効果について紹介。

〜上記項目に沿ってご説明頂きます。

更にDA-6400のMADIおよびDANTE I/Fの紹介・解説も〜

・MADI:BNC/OPTICALの1ラインにて最大64chの伝送を行うMADI(AES10)の技術紹介。
125MHzを用いた転送原理、仕組み上存在するジッターについてや、2xFs転送時の2つの方式の違いや注意点について。
・DANTE:Audio over IPと呼ばれるネットワークを通じたオーディオ伝送方式の紹介。ネットワーク構築方法や、スイッチングハブ機器設定の注意点について。

〜上記項目に沿ってご説明頂きます。是非ご参加下さい。

【テーマ】
「デジタルマルチトラックレコーダーの開発とその技術的背景」〜TASCAM DA-6400

【講演者】
・遠藤一彦様
ティアック(株)音響機器事業部 プロフェッショナルオーディオBU 事業企画部 企画・販売促進課
・成田博宣様
ティアック(株)音響機器事業部 プロフェッショナルオーディオBU 開発部 ハードウェア開発課

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