2010年から開催をさせて頂いておりますこの「AES基礎音響セミナー」ですが、皆さま、そして講師の方々のご協力に支えられ、今回で10回目を迎えました。本セミナーでは,大学などで受講するような音響・オーディオに関する専門的な知識を,どなたでも受講できるように平易な内容にかみ砕いて解説致します。セミナーの内容は,音響の基礎理論はもちろん,心理音響,室内音響,電気音響,デジタルオーディオ・信号処理などの主要な分野を網羅しております。また,海外での技術発表やプレゼンの際に必要となる英語力〜技術英語〜に関しましても講座をもうけています。音響・オーディオの技術者に必要とされるこれらの多様なセミナーは,それぞれの分野を専門とし,第一線で活躍しているプロフェッショナルを講師としてお迎えしております。そのため,単なる座講ではなく,実践に結びつく生きた理論を学んで頂くことができます。講座が多岐にわたるため,異なる講座を複数会場で並列開催させて頂くことになりますが,その分,ご自身の興味の分野や必要とされるレベルに応じきめ細かい講座の取捨選択が可能な構成となっております。学生の方々の集中講義として,また若手技術者の方々の研修セミナーとして,是非「AES基礎音響セミナー」をご活用下さい。
お申し込み方法などにつきましては、詳細内容をご確認の上、お間違えの無きようにお申し込みを頂ければ幸いです。近年の、定員を大きく上回る参加希望を頂いている状況を鑑みて、今回からは会員特典の一つとして「AES会員優先」の申込期間を設けることになりました。当セミナーは会員向けサービスの一環でもあり、参加を検討されている方は、是非会員優先期間を積極的にご利用下さい。詳しくはこちらをご覧ください。それでは、皆さまのご参加を心からお待ちしております。
2019年8月例会のお知らせ
例会担当よりAES日本支部「8月例会」のお知らせです。
【テーマ】
Mixing with Microphones, The Art of Recording Classical Music
マイクによるミックス –クラシック音楽録音の技法–
【開催日時】
8月2日(金) 18:30-19:30 (開始 5分前までにはお入りください)
【会場】
東京藝術大学 千住キャンパス 3階 録音調整室
〒120-0034 東京都足立区千住1-25-1
【概要】
クラシック音楽録音のヨーロッパ的伝統を背景に、いくつもの主要レコードレーベルのために数多くの録音作品を制作してきました。その経験をもとにして、今回の講演では芸術的なアコースティック録音のための哲学と美学を紹介します。
聴覚による詳細な分析によって、楽器からの距離が慎重に調整されたマイクロホン配置は、楽器音の自然かつ多次元的なイメージをとらえることができます。
楽器の音色、バランス、演奏表現などの微細な変化は、追加の処理を必要とすることなく自然に高められます。このような「マイクによるミックス」が可能なのです。
講演ではいくつものオーディオとビデオを視聴いただき、録音された音の様々な側面を紹介するとともに、それらの側面の音響的統合について議論します。
また、それらの録音手法や技術を分析します。(講演は英語で行われますが、必要に応じて日本語への逐次訳を行います)
【登壇者】
マーサ・デ・フランシスコ氏 マギル大学 サウンドレコーディングコース准教授
Martha de Francisco, McGill University, Associate Professor, Sound Recording
AES基礎音響セミナー2019【実施予告】
これまでご好評頂いてまいりましたAES「基礎音響セミナー」ですが、今年の開催を持ちまして10回を迎えることとなりました。これも皆様方のご支援、講師を務めて来られた方々のご協力による賜物でございます。第10回目となります今回の基礎音響セミナーもこれまで同様に、幅広く基礎音響を学んで頂ける充実した講義内容となっております。各分野において第一線で活躍されている講師の方々により構成され、実践に結びつく生きた理論を知ることが出来ます。是非とも参加される皆様の興味や関心、そして必要とする専門知識のスキルアップにご活用を頂ければ幸甚です。
一般社団法人AES日本支部設立のご案内
AES日本支部は、この7月1日から、かねてより準備してまいりました一般社団法人AES日本支部として運営をしてまいります。これを機に一層の充実・進展に努めてまいる所存でございます。
今後とも皆様のご理解とご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
それに伴いまして、下記のとおり、住所・電話番号の変更をさせていただきます。
AES日本支部 支部長 内村和嗣
********* 記 *********
※2019年7月1日より
一般社団法人AES日本支部
住所:〒105-0003 東京都港区西新橋3-24-10
TEL:050-5534-0993(留守番電話対応のみ、英語での案内のあとにメッセージをお願い致します)
FAX:ございません
メール:info@aes-japan.org
その他:各種振込先銀行口座も変更になりますが、これらに関しましては、必要時に適宜ご案内させていただきます。
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2019年7月例会のお知らせ
例会担当よりAES日本支部「7月例会」のお知らせです。
【テーマ】 10年後のゲームオーディオを考える Vol.2
【開催日時】 7月10日(水) 18:30–20:00 ※Q&Aを含む (開始 5分前までにはお入りください)
【会場】 音響技術専門学校 本館401教室 (東京都港区西新橋3丁目24-10)
https://goo.gl/maps/MLGo1jdv1zt
【概要】
「10年後のゲームオーディオがどうなっていくのか?」その進化の過程と、現在進行形のゲームオーディオ、また数年後の姿を議論することで、ゲームオーディオへの理解深める特別企画の第2弾となります。
「ゲームはインタラクティブなのでプログラミングで鳴っているんだよね?」ということの裏側にある、実際にどのような思想で音を鳴らしているのか?その思想をどういった手段で実現しているのか、進化・深化していくゲーム表現に合わせて、ゲームオーディオをどう発展させていくべきか?を明らかにし、ゲームオーディオの魅力や奥深さを実感できる貴重なチャンスとなります。
一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会 (CESA) が毎年発表する『ゲーム開発技術ロードマップ』があります。 CESA技術委員会およびCEDEC運営委員会にて協議し作成され、現状と数年先の技術動向が網羅されています。本企画では、この技術ロードマップのサウンド分野の項目を用いて、解説と議論を進めていきます。
第2回目となる今回は、4つにカテゴライズされた
(1)音響効果、(2)信号処理技術、(3)空間音響処理技術、(4)開発ツール・オーサリング環境
のうち、(2)信号処理技術 を取り上げ、そのサブカテゴリとなる「プロシージャルオーディオ」、「音声合成」、「オーディオ解析」について掘り下げていきます。
CESAが主催し、毎年開催されるCEDECは、ゲームや映像コンテンツなどを含むコンピュータエンターテインメントの開発・研究に携わるプロフェッショナルが、開発技術情報やビジネス情報を公開・共有することで、開発力向上を図るとともに業界全体の発展を目指す技術交流会です。そのCEDEC運営委員会のサウンド分野を担当するゲームサウンドクリエイターの方々をお招きし、技術発展の経緯を解説、そして10年後のゲームオーディオについてディスカッションを行って頂きます。
・CESAゲーム開発技術ロードマップ
http://2018.cedec.cesa.or.jp/outline/roadmap.html
・CESAゲーム開発技術ロードマップ(サウンド分野)2018年度版
http://2018.cedec.cesa.or.jp/docs/roadmap/SND_2018.pdf
【登壇者】
チェア
株式会社カプコン 岸 智也 氏
パネリスト
株式会社CRI・ミドルウェア 増野 宏之氏
株式会社セガゲームス 塚越 晋氏
株式会社スクウェア・エニックス 矢島 友宏 氏